ラスベガスから車で約3時間半、ユタ州にあるザイオン国立公園。1000ｍにも及ぶ垂直に切立った赤い岩盤は、今でも神の存在を裏付けるかのようです。その昔、モルモン教の信者、そしてアメリカン・インディアンの人々は、この渓谷を神の住む神聖な地として崇めていました。現在でも、トラムで行ける最終地点のシナワバには、神の存在を否定出来ない雰囲気が残り、見上げる岩盤と樹木のコントラストは、まさに絶景そのものです。
ブライス国立公園では、展望台の断崖に立つと眼下に広がる薄オレンジ色の奇岩・尖峰群に驚かされます。長い年月の風雨による侵食と河川の浸食により誕生した、1000本を超えるエンピツのように先の尖った奇岩の表面は地層が浮き彫りのように現れ、太陽光線により刻々と色を変える大自然の芸術は言葉には言い難い景観を堪能させてくれます。展望台より見下ろす景色、ハイキングコースから見上げる景色など、大自然の偉大さを物語る代表的な光景を、ぜひお楽しみ下さい。
〈キャピタルリーフ国立公園〉
この国立公園は色々な顔を持っており、春の新緑、秋の紅葉、奇岩、標高の高い砂漠など四季折々の景観が楽しめるのが特徴です。そして何と言っても必見はウォーターポケット（地球のしわ）で、全長160kmにも及ぶ溝が延々と続いています。
アメリカの国立公園の中でも一種特有の景観を見せてくれるのが、この国立公園です。園内には大小様々な岩のアーチが200以上も点在し、この様々な岩のアーチと穴の開いた岩は、100万年以上の歳月と風雨による侵食で完成した、まさに「自然の芸術品」です。アーチーズ国立公園は映画「インディージョーンズ・最後の聖戦」を始め、数多くの映画のロケ地として使用されてきました。
ユタ州とアリゾナ州の境にあるモニュントバレーは、ナバホ・インディアンの広大な居住区の一部に過ぎません。荒廃した大地には、侵食された砂岩の残丘であるモニュメントが突き出ています。ジョンフォードポイント、ノースウインドー、アーティストポイントなどからの展望が特に美しく、翌朝の朝日に輝くモニュメントバレーの奇岩は絶景です。
アンテロープキャニオンは、コロラド川が作り上げた渓谷の一つです。その特徴は、極めて美しい地質層を構成している点です。渓谷のわずかな隙間からはほんの数時間だけ太陽の光が差し込み、岩石に含まれた何百万というクォーツ・クリスタルに反射することで、流線型の岩肌が様々な色に変化し、辺りには幻想的な世界が浮かび上がります。このツアーでは、二層のうちロウアーキャニオン観光のみになります。
グランドキャニオンは山ではありません！20億年前の地層が、コロラド川の侵食により形成した全長446km、最大谷幅28km、谷の深さ平均1600mの巨大な渓谷です。
峡谷やその裂け目、岩の塊は、何とも不思議な形に孤立する山、地卓、尖塔岩と入り交じり、色とりどりに重なる沈殿物の結晶は、時間の経過と共に光線の具合で様々な表情を見せます。大自然の驚異とは、まさにこのような景観を指すのでしょう。壮大な景色に世界中の人が感激する場所です。
世界遺産にも登録されているグランドキャニオンの壮大な景観を満喫して下さい。
《一日目》
ご宿泊のホテルへお迎えにあがります。
ラスベガスよりフリーウェイ15番でユタ州ザイオン国立公園へ向かいます。
［ビューポイント］
リバーサイドウォーク、ウィーピングロック、チェッカーボードメサ等
その後、ブライスキャニオンへ。
［ビューポイント］
インスピレーションポイント、ブライスポイント等
初日はブライスキャニオン、または近郊の街に宿泊
《二日目》
早朝、アーチーズ国立公園に向けて出発。途中、車窓から雄大な警官をご堪能下さい。ハイウェイ12号線から24号線に入り、キャピタルリーフ国立公園に立ち寄り、アーチーズ国立公園の玄関口モアブに到着。
［ビューポイント］
デッドホースポイント、バランスロック、デリケートアーチ等
二日目はモアブ泊
《三日目》
早朝、モニュメントバレーに向けて出発。モニュメントバレーまでは、広大な砂漠の景色をご堪能下さい。モニュメントバレーでは、数々の映画の舞台として使用された舞台と奇岩を鑑賞します。
［ビューポイント］
ジョンフォードポイント、アーティストポイント、トーテムポール等
三日目はカエンタ泊
《四日目》
世界一美しいモニュメントバレーの朝日を鑑賞。
ロアーアンテロープに向けて出発いたします。その後、グランドキャニオンへ。
グランドキャニオン日帰りの旅とは反対の東入り口より入園し、この旅でしか行けないビューポイントをご覧頂きます。
［ビューポイント］
デザートポイント、グランドビューポイント等
グランドキャニオンを出発、一路ラスベガスヘ向かいます。途中、アメリカの古き良き町並みルート66、フーバーダムを見学予定。
ラスベガス帰着
