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March 2013の記事2013.03.25
<ラスベガスのリゾートフィー>
リゾートフィー(Resort Fee)という言葉をご存じですか?
ラスベガスはリゾートではないのに、なぜ?何の費用?と、非常に疑問が多い費用です。
宿泊料金とは別に徴収される追加料金で、リゾートフィー自体にも税金が課せられます。
では、何の費用かというと、ホテル側の説明によると、毎日のインターネット接続費用、
お部屋からの市内通話の無料、新聞代、フィットネスルームの利用費用などなどです。
インターネットを使われる方でしたら、通常1日$20.00近いアクセス費がかかるので
リゾートフィーは相応の金額なのですが、任意で使う物を強制的に課しているとも
言われており、すこぶる評判が悪い。。。ホテル代とは違って、チェックイン後に
徴収される費用なので、直接お客様が支払うことになってしまい、トラブルが絶えません。
航空会社の燃油サーチャージと同様、過熱化する料金競争の中、ライバルより少しでも
部屋代を安く見せるため、苦肉の策として編み出されたようです。我々もホテル側の
モラルが問われる料金システムだと感じ、いつか無くなるだろうと期待していました。
しかし、これまで「リゾート・フィー」導入に反対し、唯一リゾートフィーを設定しない
ホテルグループの「シーザスパレス・グループ」が、この度リゾートフィー導入を発表。
これには本当に驚きました。結局、シーザスのように「部屋代$125」と表示するより
「部屋代$100 + 小さい字でリゾートフィー$25」と表示されている方に、お客は流れる
ということが実証されたということです。企業倫理やモラルよりも、見かけの値段に
消費者は左右されるということですか。。。。本当に残念です。
3月1日から導入されるシーザス系の各ホテルのリゾートフィーは、以下の通りです。
シーザスパレス、ノブホテル........ $25.00 + tax
パリス、プラネットハリウッド......$20.00 + tax
フラミンゴ、ハラーズ、リオ..........$18.00 + tax
バリーズ......$15.00 + tax 、クアッド.....$10.00 + tax