マンチェスター・グランド・ハイアット(SAN DIEGO)

2007.08.19

マンチェスター・グランド・ハイアット
サンデイエゴ湾のマリーナのすぐ側に建つ、荘厳なイメージのホテル。隣にはマリオット。過去にはガラス張りで一際目立つホテルだったのが、グランドハイアットが建った為にすっかり目立たなくなった。建てるにしてももう少し考えて欲しいと思ったのは、自分だけなのだろうか?

この街は、海軍の第七艦隊の基地で成り立って来て、全米でも7位に位置した事のある大都市でもあった。しばらく目立っていなかった街だが、気候や治安、ビジネスにコンベンション、テーマーパークなどが再認識されたのか、ホテル業界にとっては売り手市場の様子である。

このホテルは客室数も多く、2棟のビルから成る大きなホテルの為か、夏休みも重なっている事もあって異常な混み具合であった。ビジネスマンや観光客にとっては、周辺環境などを考慮すると使い勝手は良い印象がある。しかし、今回の様なVIPの対応に関しては、お粗末そのものである。日本のハイアットのレップも頼りにならない。過去30数年の経験で、ホテル側の営業とメールで確認や打ち合わせをし、さらに現地に赴いて営業本人とも打ち合わせをし、「パーフェクト!」と言って別れたものの、翌日ことごとく裏切られた結果が待ち受けたいたのも「さりありなん」って言う感じで、経験豊富な私は泰然自若の体である。

一つ、営業の本人は明日は休みなので、引き継ぎはA子さんにしてあり、鍵の受け渡しはフロントでA子さんを呼び出してくれれば問題なしとのことだったのが、そのA子さんは今日は休み・・・。その他の人は全く知らないといった態度で、スーパーバイザーを呼べ!!って怒ったら多少は頑張った様子だった。しかし、VIPの到着時間を想定しての諸々の事項を解決して行く我々の仕事にとっては、非常に時間の無駄が生じる事になる。

ニつ、ファックスマシンは指定した部屋に入っていない。誰が担当なのか?ビジネスセンターがそうだと聞き、ビジネスセンターに確認したところ、他の部屋に届けたしまったとの事。早く持ち出して欲しいと依頼したところ、何と部屋にお客様がいるから持ち出せない!!って参るでしょ?がんがん文句を言って、セキュウリテイー(通常、ホテルのスタッフではなく、セキュウリテイーの出番になります)と一緒に行き、ファックスマシンを持ち出す事に成功。

三つ、ファックスマシンの使用方法を分かる人がいない。誰が知っているのか?1時間もして、やっと使用可能な状態になった。しかし、お客様が使用する時点で、ファックスが入らない結果になる。本当に参った!!

書くとこの程度と思う方も多いと思いますが、時間との追いかけっこは現場では冷や汗もので頭に来る。ホテルのサービスとは何なのか?どんな有名なブランドホテルであっても同様です。これから、プロの目から見た多くのホテルの対応を書いて行こうと考えています。



Category: 生活
Posted by: transgrp1
AM 09:27