“ロックの殿堂”博物館が、米オハイオ州クリーヴランド以外に初めて登場する。選ばれたのは、ロックの歴史に多大な貢献をしてきたニューヨーク。その後、ラスヴェガスや中東圏へのオープンも企画中だ。
11月にマンハッタンのソーホー、76 Mercerストリートに出現する約70坪の新名所は、クリーヴランドにある博物館と殿堂の分館としてオープンする予定。13日に、マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長が正式に発表し、ビリー・ジョエルや大物音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスも姿を見せた。
分館には、ジム・モリソンによる直筆の歌詞やエルヴィス・プレスリーのモーターサイクル・ジャケット、マイケル・ジャクソンが「ウィ・アー・ザ・ワールド」で身につけていたヴェルヴェット・ジャケット、ジョン・レノンのレコード・プラント・ピアノ、ブルース・スプリングスティーンの1957年型シボレーなど、有名アーティストゆかりの品々が展示される。また、音楽シーンを象徴するニューヨークの名所を紹介するコーナーもあるという。
この後、ラスヴェガスに登場する分館は、ロック・テイストをおさえ、よりエンタテインメント全般に焦点を当てたものになりそうだ。