アメリカの面白さはここからなのです。もう、購入決定したと思うでしょう?ところがぎっちょんちょんなのです。セールスマンはあくまでもセールスマンであって、後ろにフロアーマネージャーがいて、その後ろにファイナンスマネージャーがいるのです。ここで書類にいろいろ書き込み、現金で買うのか?ローンにするのか?を聞かれ、営業マンは退席して数十分待ち、その間は個人のローンの過去の成績をチェックされています。
過去の成績がよければ(満点は800点だったかな?)、ローンの利率が良くなるのです。そこで、営業マンが手書きで月の支払金額と支払期間を確認しにきます。点数が悪いと頭金が必要であると言われたり、12〜15%の利子を求められたりで大変な事になります。
僕はクレジットの成績が良かったので、スムーズにいきました。以前、不動産を購入する時に見せて貰いましたが、クレジットヒストリーのリストが縦紙で50センチもあってびっくりしました。日本と異なり、クレジットカードは簡単には作れないのです。ちゃんとした会社に勤務し、きちんと毎月の支払いをして初めて認められるものですので、日本の学生が簡単にクレジットカードを持つような事は難しいのがアメリカなのです。デビットカードは銀行口座から引き落とされるので、学生などはこのカードを作成して使用しています。
そんな訳で、やっと商談が成立と思いきや、ファインナンスのセクションに行きます。多くの書類にサインをして、最後にワランテイーなるものの交渉になるのです。車の事故は、保険で処理します。しかし、シャーシーだとか電気系統とかの故障は、保険適応外になってしまいます。修理に出すと、最低でも$500以上はかかりますので、この制度を利用する必要があります。では、何年間のワランティーに入るのか?その期間と車種によっても料金が変化します。今回の1台は、月の車のローンが$390です。そこでフルカバーなるワランテイーに入ると、月$790の支払いになると聞いて、「いらない、いらない」と言い続けて相手の人に「バカじゃないの」って言われ、バカではなく車のローンよりも高い支払いはそれこそアホではないかと思いつつ、いらないと突っぱねる。実は他のデイーラーで教わったので、翌日すぐに訂正に行ったのです。
フルカバーで$790月支払うべきところを$430で良いとの意味。それでも高いと思ったら、車のローンとして全て込みで$430との事。安いじゃん。そこでオーケーを出すことで、ローン用紙が変更になる訳です。最近の車は電気系統がすごく多いので、やはりワランティーに入っておいた方が良いですからね。
まだまだ後日談があるのです。
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