12月31日(月)スプリングデール→ザイオン→ブライス→アンテロープキャニオン→ペイジ
今日はもりだくさんの観光です。今回のお客様は、たくさん歩くよりも車窓から景色を楽しまれたいとのご希望がありました。
昨夜はかなり雪が降りましたが、明け方には止み、快晴となりました!
きっとお客様のお心がけがいいのでしょう!
朝食後、ザイオン国立公園へ。ここは「岩の芸術の宝庫」と呼ばれています。
赤い岩肌、白い雪、青い空。このコントラストは冬ならではの美しさ!
夏の緑いっぱいのザイオン、秋の黄葉のザイオンもきれいです。季節によって違う魅力があるザイオン。何度でも訪れていただきたいです。
国立公園の一番奥までドライブして、写真ストップしながら、ブライス国立公園方面へ、山道を抜けていきます。
ブライス国立公園は雨、霧、雪、風などの自然の力が「彫刻」した岩峰の美しさでしられています。オレンジ、ピンク、白、ラベンダー色、季節、気候、一日の時間帯でも見え方が変わります。岩峰を見ていると、森に見えたり、ビル群に見えたり、オバケに見えたり?!冬はその岩峰に雪が彩りを加えます。そして、岩峰の間を風が吹くとゴーゴーという音が轟きます。(オバケの声??)
その後、ひたすら移動して、レイクパウエル湖畔のペイジの町へ。
予定より早く到着できたので、本来は明日訪問予定のアンテロープキャニオンへ行くことにしました。
近年、焼酎のイイチコのCMの舞台として知られるようになったアンテロープキャニオン。今回はロウアーキャニオンへ。
地面の小さな裂け目を入っていくと、そこは幻想的な空間!鉄砲水が造り上げた世界。水流の渦がそのまま岩肌に刻まれていて、ちょっと他では見られない景色です。写真を何枚撮っても、なかなかその雰囲気、迫力、美しさをカメラに収めるのは難しいです。やはり、この凄さは、そこに行かないとわからないです。
感動を抱えたまま、17時少し前には、レイクパウエルリゾートに到着。
お客様の部屋からは、きれいは青い湖が見えます。
今日は大晦日。テレビで2時間早くお正月を迎えたニューヨークの様子を見ながら就寝。
1月1日(火)ペイジ→モニュメントバレー→チンリ
2013年の始まりです。今年も素敵な年になりますように!
本日はゆっくり9:30出発。お客様には、ホテルのお部屋からレイクパウエルの美しさを堪能して頂きました。
レイクパウエルは、アメリカで2番目に大きな人造湖。グランドキャニオンの上流、96の峡谷が複雑に入り組んでいる場所にコロラド川を堰きとめて造りました。湖の長さは300km(東京―名古屋)。湖岸線は3200km!満水になるまで17年かかったという、何ともスケールが大きなものです。また映画「猿の惑星」「スーパーマン鶚」のロケ地でもあります。本日も快晴。青い空、青い水、最高の景色です。
午前中は移動して、午後はお客様が2番目に楽しみにされているというモニュメントバレーです。10数年前にも訪問されたそうですが、「西部劇が大好き」とのことで、最訪問することにしたそうです。
13時にモニュメントバレーに到着して、ナバホ族のドライバー、フランクさんとジープに乗り換えて観光へ。手袋の形、スヌーピーの形、ラクダの形、象の形のビュート(残丘)といわれる岩。フランクさんは日本語の「ぞうさん」の歌を唄いながら楽しく案内してくれます。ジョンフォードポイントはアーティストポイントなど、5ヶ所で写真ッストップ。雲ひとつない快晴ながら、数日前に降った雪も残っていました。
フランクさんが、いくつかナバホの言葉を教えてくれます。日本語に似ている言葉もあります。「ヤッテ」→こんにちは、「ハコネ」→さようなら、「アヒャヒャ」→ありがとう)1時間半の観光のあとは再び2時間の移動。あたり一面雪景色。道路は、除雪してあるので安心です。
本日は、チンリに宿泊。人口5000人のナバホの人たちの町です。
ナバホの町はお酒が飲めません。ビール大好きなお客様も今日は休肝日。
夕食は中華料理のファストフードに行きました。レストランはファストフードを含めて6軒しかない町です。
1月2日(水)チンリ→化石の森→フラッグスタッフ→セドナ
本日はお客様にとってのハイライト、「化石の森」の観光です。朝7:40にホテルを出発。夜から朝にかけて、気温−10℃以下になり、車に積んでいたお水は凍結。
9:15には、化石の森PETRIFIED FOREST国立公園ビジターセンターに到着しました。ここは、国立公園の北の入り口。この辺りではまだ木の化石は見られません。景色を楽しみながら南へドライブ。途中、旧ルート66のモニュメントがあります。アメリカ車好きのお客様は興味津々のご様子。サンフランシスコからシカゴまで約3800kmのルート66。もちろん、ここはそのルートを旅する人にとっては、昔から、有名な観光地でした。しばらく走ると「木の化石」がゴロゴロ転がっているところに出てきます。2億年以上前の木が土砂に流されて、いろいろな条件が重なり、そのまま石になった。そしてまたいろいろな偶然が重なり、土砂に埋もれていた木の化石が地表に出てきたというもの。ここでしか見られない景色!化石の持ち出しは厳禁ですが、触ることはできます。外側が木の形なのに、中が石!なんとも不思議なものです。小さめの石を抱えあげてみると、かなりの重さがあります。お客様も「不思議やなー。ここに来たかった。来られてよかった」私たちにとって、なによりも嬉しいお言葉を頂きました。
夕方には、セドナに到着。町の中心のORCHARD INNにチェックインしてから、観光へ。ボルテックスの岩山でパワーを注入?!パワースポットとしてどんどん紹介され、近年観光客が激増しているセドナです。岩山に建つホーリークロス教会などへ行き、ホテルに戻ってからは、太陽に照らされる岩山が刻々と色を変えていく姿を眺めながら過ごしました。
早いもので明日はお客様をフェニックス空港にお送りしたら6泊7日のツアーも終了です。セドナからフェニックス空港までは約2時間。渋滞が怖いので、少し余裕をみて、9時過ぎにはセドナを出発する予定です。
少々忙しくはありましたが、天候にも恵まれて、お客様が「楽しかったー。またアメリカに来ます」と仰ってくださったのが何よりも嬉しいことでした。
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