久しぶりにレッドロックキャニオンに行って来ました。改めて、ラスベガスの近郊に素晴らしい自然がある事を実感しました。途中の道が4倍に広がり、当然住宅がびっしり建ち並んでいたのはこれまた隔世の感を抱く情景でした。5年前は何もなかった砂漠の土地だったところです。日本人では想像すら出来ない現象です。
レッドロックキャニオンは州立公園になっており、車でしか行くことが出来ません。ビジターセンターに立ち寄り、説明をビジュアルと文字で学んでから、一方通行の道を各ポイントで降りながら景色を眺める様に出来ています。土地が広大ため、レッドロックやその他の山々がそれほど大きく見えないのですが、近くに行けばその大きさに驚きます。
地層は地球のねじれで、必ずしも年代順にはなっていないそうです。余談になりますが、以前テレビで日本の地質学者の方が年代順に地層が綺麗に重なっている場所は、世界でもモニュメントバレーだけとの事を言っていた記憶があります。このレッドロックキャニオンもある年代の地層が浮き出ており、その地層は赤色。その一角、それこそレッドロックになっています。
日本ではきっと、あれもダメこれもダメの管理体制で、公園内では様々な事が規制されるのでしょうが、そこはアメリカ。「自由」と「自己責任」の絶妙なバランス感覚で、ロッククライミングの練習やハイキングなど、自然と融合する活動は禁止していません。よって、ロッククライマーやハイカー、ピクニックなどを楽しむ人達など、色々な目的を持った人が多く集まってきます。
日本人の観光客の人達は、どうも一部のメデイア広告で露出されている主要スポット?を巡るツアーに影響を受けているせいか、フーバーダムやレッドロックキャニオンなどの自然スポットツアーには参加しない傾向が強いですね。それとも、日本の人達は自然に対する価値観(お金を払ってまで行く必要は感じられない)が希薄なのかも知れませんね。しかし、ブランドである「世界遺産」には興味があるのは不思議ですね・・・