現地スタッフのコーへーです。
夢のトレイル、「ザイオン・ナローズ」の旅記録です。
今回は、とても体力とやる気のある男子学生2人!!
これはどこまで体力が続くだろう、と最初から期待が膨らみました。
当の二人も、「秘境の奥地まで、どんどん行きましょう!!」とやる気。
まずは、ラスベガスから3時間でザイオン国立公園に到着です。
(※写真:ザイオン国立公園の入口看板)
途中で、園内専用トロリーバスに乗り換えて、一番奥「テンプル・オブ・シナワバ」まで行きます。ここから「リバーサイドウォーク」すなわち、川沿いのトレイルが片道30分で楽しめます。
しかし、片道30分かけたそここそが、川中を歩き続ける夢のトレイル「ナローズ」の始まりなのです。なかなかここより先に進める体力の持ち主には出会えません、しかし今回はモリモリの男子学生!!
みんな関西人で、「よっしゃ!行こか!!」
(※写真:ナローズ入り口)
ところが水に入った途端、「うわぁ!!冷たぁーー!!」
と大声出てしまう位の冷たさ、気温は30度近くありましたが、水温は10度もありません。
(※写真:川のトレイル・足元)
10分もすれば水の冷たさには慣れ、次々に現れる岩の表情、迫ってくる両岩に魅了されてどんどん足が運びます。しかし、この足元の悪さですから30分歩いても1kmも歩けません。
そこに、突如現れた「滝」これには皆で感動です。自然の滝、小さくてもとても魅力的な大自然を感じます。もうこれを写真に収めるのに夢中な人、とにかく触りたい人、大自然に魅せられた人間の行動は面白いものです。
(※写真:滝と人間)
さて、この子達の体力は上限無し・・・留まる事を知りません。その上好奇心旺盛。ブレーキをかける時間が来ました。
僕 「そろそろ、戻ろうか。」
彼達「えーー!!もうちょっと行きましょう!あの岩の曲がった所に何か見える気がする!!」
うむ、何か見えるに決まってるが、全長20km近くもあるトレイル、両手が着くところまで上るには宿泊の覚悟が必要です。悪いが時間切れだ、ささ、帰ろう!と帰ろうとしても聞かず、じゃあ、あの岩の曲がった所にだけ行ってくる!
という事で、僕は待っている事に決定。彼達は少し奥地でのキレイな景色に満足した模様。これ以上行きたければ、ザイオンのみ3泊4日の覚悟で来なさい。という事で引き返しました。
(※写真:折り返し地点)
帰りは来た時よりも足や平衡感覚、川と石を歩くことに身体が慣れていて、簡単に戻って来られるのでした。何しろ楽しかったらしく、すごい思いでになりました!との事、こちらも久々に満足行くトレイルが出来てありがとう、といった所でした。